やる気が出ない状況が長期的に続くなら要注意

誰しも自分に合った適職に就けるとは限らず、仕事に楽しさを見出せない人はいるでしょう。それでも仕事をして収入を得なければならないため、我慢をして働いているという人は大勢います。短期的にやる気が出なくなることは誰にでもありえますが、それが長期化するようでは問題があります。うつ病になると仕事はもちろん、家事・娯楽などに関してもやる気が出なくなることが多いです。

慢性疲労やストレスが関係しているなら十分な休息をとれば回復することが多いですが、うつ病ならば自然に治すのは困難です。やる気が全然出ない状態が何か月も続くならば、心療内科を受診してみましょう。精神疾患は自覚が難しいため、専門家から発見してもらう必要があります。

無気力が続くときは診療内科に行くべきタイミング

うつ病は原因を取り除かなければ改善しないため、放置することは状況を悪化させるケースが多いと考えてください。仕事で無理をしていることが原因ならば、薬物療法に加えて一定期間の休職が必要になる場合があります。また本業に対してだけやる気が出なくなる症状として無気力症候群があり、比較的若い年代層に見られています。

仕事に対しては無気力なのに、趣味を楽しむ意欲はあるという場合はその可能性が高いです。人には好奇心が備わっているものであり、無気力が続くのは健全な状態ではありません。会社に行くのがつらくて朝起きられない、日曜日の夕方になると不安になってくる、自分自身で無気力を自覚している、といった人は心療内科で診てもらいましょう。